F1大好きな、インチキ技術者の日記

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ホンダのパワーユニットがF1で勝った!(2019年初勝利時の振り返り)

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この記事は2019年初勝利時の振り返りです

ついに、苦難を乗り越えてホンダのパワーユニットがF1で勝ちました!「Engine 11. position 5.」やフェルスタッペン様の華麗なドライビングに涙にくれた素晴らしい勝利でした。

2013年: ホンダ復帰にただただ興奮

さかのぼること、2013年。マクラーレンとホンダのコンビで復活がアナウンスされ天にも昇る気持ちだった。Twitterも完全にうかれてる。

なんせ僕の中でマクラーレン・ホンダの記憶はMP4/4~MP4/6+セナとベルガーが乗っていた赤白のマクラーレン。いきなり勝てると信じてました。 参戦発表時にはホンダ本社にロンデニスやウィットマーシュさんも来日してたし、大きな期待を持っていた。

それが・・・2014年のシーズン後テストでまったく走れない様をみて不安になった。過去のツイートを確認したら2日で5周・・・ でも、そこまで落ち込んではいなかった。これからの辛い日々に気が付いていなかったんだ。

2015年~2017年: 暗黒の時代

その後、2015年のシーズン前テストもまったく走れない状況。ライバルチームは100周を超えて走っているのに、わずか数周の日が続いた。 そして予想された地獄の2015年シーズン、本当に予想通りの惨状だった。

開幕戦ではグリッドにつく前にオイルリークしたり、とにかく信頼性も性能も到底戦えるレベルにはなかった。 ついにはホンダのお膝元鈴鹿ではアロンソに「GP2エンジン」呼ばわりされた。アロンソの言い方も問題だと思うけど、言われても仕方ない側面もあった。ツイートもすっかり落ち込んでました。

ほんの少し持ち直す気配がありつつももまったく戦えない2016年があり、2017年に至っては序盤は2016年より後退してしまったように見えた。実際に序盤は後退していたようだ。

ホンダファンとしては大変辛かった。

特に2017年はマクラーレンの聞くに堪えない攻撃もあり「撤退した方がホンダのためなんじゃ・・・」とすら考える事もありました。 もちろんマクラーレンの車体がダメなのもわかっていましたが、パワーユニットが良いとも思えませんでした。

それでも、マクラーレンの攻撃は常識を逸しており、あのような状態を放置しているF1そのものに怒りを覚えました。

2018年: 光が見えてきた

2018年は心機一転、トロロッソとコンビを組み冬のテストから順調に見え、一安心。ただ、走っているだけで凄く安心したのをよく覚えています。 トロロッソがホンダと組んでくれなかったら、供給先がないので自然に撤退する可能性すらあるように見えました。本当にトロロッソには感謝しています。 F1公式Twitterの"Got off to a strong start"の文字が光り輝いて見えました。

開幕戦ではMGU-Kにトラブルが出てしまったものの、バーレーンGPでガスリーが4位になり戦える様になったことを示してくれた。

そして、彼の「We can fight!」に涙をこらえることができなかったのを覚えている。 話は変わるけど、ガスリーありがとう。僕はあの時初めて希望を持てました。あの時の感動は忘れていません。

その後、順調にパワー、信頼性共に向上させていったようにみえ、2019年にむけて期待が膨らんだ。特に終盤に持ち込んだスペック3では「ついにルノーを越えた?」と言うレベルに仕上がっていた。

2019年: そして、ついに勝った

ついにトップチームのレッドブルと組んだ2019年、メルセデスの圧倒的なパフォーマンスもあり、さすがにすぐ勝てるほど甘くはなかった。 そして今年に限ってレッドブルシャシーがよくなかった。ニューウェイ先生が張り切るとピーキーで乗りにくい車になるというジンクス(?)なのか・・・

しかし、ついにレッドブルの地元であるオーストラリアのレッドブルリンクで復帰後初優勝。 フェルスタッペン様がスタートでミスをしてからの圧巻の走りがよりドラマを感動的なものにした。

ホンダもいつもより攻撃的な姿勢で挑んでいるように見えた、特に終盤の"Engine 11. position 5."は本当にしびれました。 まさに僕がみたかったF1とホンダがそこにあるように感じました。 本当に長かったです、長かった。

でも、おそらくホンダの関係者のみなさまが本当に辛かったと思う。僕らファンには過度な期待をかけられているし・・・(ごめんなさい) 公式Twitterでも取り上げられていたホンダの方の涙はすごく美しく、本当に辛かったんだな、とジーンときました。 note書かれている広報のスズキさんとの情報がありますが未確認・・・

ホンダの関係者の皆さん、IHIなどの皆さん、本当におめでとうございます!感動をありがとうございます!

これからもどんどん勝って欲しい、繰り返しになりますがレース中にPUのパワーを上げた指示はしびれました。 「Engine 11. position 5.」僕がみたかった攻撃的なホンダをみることができてうれしいです。

優勝してから今日まで、いろんな動画や記事、ツイートをみる度に涙がこみ上げるのが困ったものです。うれし涙はいつでも歓迎なので、また、よろしくお願いします。

2021/07/10 追記

そしてついに2021年はタイトルが狙える所まで来ています。 次のシルバーストンで勝ったら、いよいよ現実味が帯びてきます。

レッドブル・ホンダ 5連勝!!!!! フェルスタッペン 3連勝!!! F1 第9戦 オーストリアGP

こんなに圧勝するとは思わなかった!

今回ははっきり言って圧勝でしたね。フェルスタッペンの車だけ異次元でした。 PUの時代にこんなことが起こるとは思ってもいませんでした。 f:id:hanamiche:20210705225651j:plain

予選

予選はなんと言ってもノリスですよね。もうちょっとでポールに手が届きそうなスーパーラップでした。 ペレスもメルセデスの前のP3を確保しているので上場の出来だと思うのですが、ノリスすごい😱

アルファタウリのガスリー(P6)と角田(P7)も本当に良い予選でしたが、決勝がソフトスタートは失敗でしたね。 雨が降る可能性もあったので、ギャンブルしたものの失敗したというところでしょうか。 フェラーリのように決勝を見据えた予選の戦い方が必要かもしれません。 とはいえ、Q3に進出せず予選で後ろのほうが得をするというのは、ちょっと改めてほしいですね。

今回ソフトスタートの4台(ガスリー、角田、ベッテル、ストロール)は全員苦戦していましたね。

フェルスタッペンの余裕とファステストラップ

フェルスタッペンはスタートとSC開けのリスタートを決めると一人旅でした。 ノリスが壁になり、ハミルトンとの差をグイグイ広げていきましたね。

フェルスタッペンの余裕はファステストラップにも現れています、タイヤを交換してぽんっと出したタイムが2番手より1.5秒も速いです。 このタイムを見たときは、笑ってしまいました。速すぎますもん。

No. ドライバー チーム PU Lap タイム Gap (s)
1 マックス フェルスタッペン Red Bull Honda 62 1'06.200
2 カルロス サインツ Ferrari Ferrari 70 1'07.762 1.562
3 ルイス ハミルトン Mercedes Mercedes 55 1'08.126 1.926
4 ピエール ガスリー AlphaTauri Honda 54 1'08.146 1.946
5 セルジオ ペレス Red Bull Honda 55 1'08.192 1.992

オレンジアーミーのみなさんも大満足でしょう! この中に、ホンダのシャツ着て混ざって騒ぎたい

ノリスすごい

てっきりレースではズルズル後退していくのかと思っておりましたが、素晴らしいドライビングで3位です! 予選の速さではチームメートのリカルドを圧倒し、決勝の速さも素晴らしいです。新世代のドライバーが育つのを見るのは本当に楽しいです。

どうしちゃったのメルセデス

去年まで嫌というほど強かったのですが、最近はどうしてしまったのでしょうか。 レースでもボッタスにハミルトンのオーバーテイクを許可するなど戦える状態にはなかったようですね。(といってもボッタス2位、ハミルトン4位ですが。)

ですが、メルセデスのことなので、必ずや盛り返してくると思いますので、それまでにリードを広げたいところですね。

田辺さん2度目の表彰台!

2019年の初表彰台に続き、2度めのポディウムです! レッドブルの配慮が嬉しいです。 2019年のときにも思ったのですが、関係性が非常に良好なのだと思います。せっかくなので、このままPUを提供し続ければいいのに・・・

田辺さんの表彰台については、Twitterで鋭い考察がありました。

ほ、ほんとうだ😂 もし鈴鹿で勝ったら、もう一度表彰台に姿を表してくれるかもしれませんね、期待しかありません!

最後に

結果を貼っておきます。

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