Google Cloudから請求が来るようになったのて調査して対応した
毎月300円程度の課金が発生!
Google Cloudには、大変ありがたいことに永続的な無料枠があります。
私も利用していたのですが、2021年9月に300円ほどの請求がありました。 AutoML Tablesを調べていた時期と重なったので気にしていなかったのですが、10月もあっという間に100円以上課金されていました。そのためちゃんと調べてみることにしました。
無料対象のインスタンスの変更
調べてみると無料枠の対象が2021年9月にf1-microからe2-microに変更されていました。8月ごろにGoogleからメールは来ていましたが読み飛ばしていました。 そして、f1-microは課金対象となるとのことでした・・・だからか・・・原因がわかってすっきり。
早速、f1-microインスタンスをいったん削除し、新たにe2-microにインスタンスを作成して対応は完了したと思っていました。
引き続き課金されていた
完全に無料で利用できると思っていた11月も、どういうわけか300円ほどの請求がきました。「おかしいな、無料枠のはずだけど。」と思いながら調査を行ったら意外な落とし穴にはまっていました。
原因は「永続ディスク」の種類
支払いのレポートを確認したところ、以下の通りでした。
課金対象
割引対象
ちゃんと確認すると、「Balanced PD Capacity」が割り引かれておらず課金が発生しています。 原因が特定できました。
無料枠は「標準永続ディスク」のみ
次は、「Balanced PD Capacity」とは何だろう?ということなのですが、日本語だと「バランス永続ディスク」にあたり、インスタンスを作成するときに指定したブートディスクの種類でした。 インスタンス作成時にデフォルトで「バランス永続ディスク」が指定されており、意識することなく利用していたことが原因でした。
Googleのページにきちんと「標準永続ディスク」が無料枠の対象であるとの記載がありました。 cloud.google.com
30 GB-月の標準永続ディスク
早速、インスタンスを再作成し料金のレポートを確認したら、請求は止まりそうでした。
2021年12月 日別料金
対応前の1日の料金
対応後の1日の料金
「Balanced PD Capacity」がちゃんとなくなっています!
最後に
- 英語のメールもめんどくさがらずに、しっかり読んでいくことがとても大切だと思いました。